文部科学省 令和4年度『教師の養成・採用・研修の一体的改革推進事業』

児童生徒性暴力等の防止等に関する理解を深めるための手法の開発に関する研究

熊本大学は、文部科学省より委託された令和4年度「教師の養成・採用・研修の一体的改革推進事業」児童生徒性暴力等の防止等に関する理解を深めるための手法の開発に関する研究の一つ、「児童生徒性暴力等の防止等に関する理解を深めるための手法の開発に関する研究」に取り組み、『児童生徒性暴力等の防止等に関する理解を深めるための手法の開発に関する研究-教職課程大学生の倫理観および行動コントロール力向上のためのCBT(※)を活用した教育プログラムの開発と実践-』として報告した。
 

※CBT(Cognitive Behavioral Therapy)とは、認知行動療法とも言い、心理療法の一種であるが、その基礎的な理論や考え方は種々の場面で活用することができる。CBTは、人々が自分自身、他人、そして周囲の環境について持つ思考や信念、価値観などの認知(考え方)と、それに基づく行動との関係を中心に捉え、適応的でない認知を修正したり、より効果的な行動計画を立てたりすることによって問題解決を図ることを目指すものである。

 

【研究の目的と方法】

本研究は、教職課程を設置する大学(以下、教職課程認定大学)および教育委員会の児童生徒等の性暴力防止に関する取り組みの実態を調査し、また、大学の教職課程を履修する学生を対象に、教職員等の児童生徒等に対する性暴力防止のための意識の向上をねらいとした教育プログラムの開発・実施・効果検証を行い、教職員等の児童生徒性暴力等の防止に関する教職課程認定大学における取組みを促進することを目的とする。
 

 

調査研究班・実施体制

・高岸幸弘
 熊本大学大学院人文社会科学研究部(教育学部併任)・准教授
・秋月百合
 熊本大学大学院生命科学研究部(教育学部併任)・准教授
・前田恵理
 秋田大学大学院医学系研究科・准教授
・黒山竜太
 熊本大学大学院教育学研究科(教育学部併任)・准教授