シリコンアイランド九州の中心で外国人材の受入れ・共生を支える教員等養成・ 研修プログラム

 このページでは、文部科学省「令和4年度成長分野における即戦力人材輩出に向けたリカレント教育推進事業」採択プロジェクト「シリコンアイランド九州の中心で外国人材の受入れ・共生を支える教員等養成・ 研修プログラム@教職大学院 」についての情報発信を行います。

(プロジェクト概要)熊本では、世界的半導体企業TSMCの進出を機に、外国人材の受入れ・共生を促進する上で重要な鍵となる外国につながる児童生徒等の教育の充実が急務となっています。しかし、外国につながる児童生徒の学習支援・生活支援についての知識・技能を有する人材が不足しているため、熊本大学大学院教育学研究科では、県・市教育委員会やNPO等と連携し、教職大学院における短期(履修証明)プログラム等のパイロット実施を嚆矢として、外国につながる児童生徒等の教育を担う教員等の養成・研修の体制構築を進めていきます。
詳細は「熊本大学教職大学院 履修証明プログラム」のページへ

  • 教職大学院履修証明プログラム  外国人材の受入れ・共生を支える教員等養成・研修プログラム
  • 履修証明プログラムの 専用Webページ を開設しました! 
    カリキュラムやイベントの紹介、受講者向けページは こちら
  • 多数のお申込をいただき、本年度の受講者募集は終了しました。(9月10日)
  • 本学の定例記者懇談会でプロジェクトの概要と進捗状況を紹介したところ、新聞・テレビなどで報道されました。(9月13~18日) https://www.kumamoto-u.ac.jp/daigakujouhou/kouhou/kisyakon_file/kisyakon230913.pdf (懇談会資料)
  • 本プロジェクトでは、「外国につながる児童生徒」として、外国籍の子ども、(日本国籍の場合を含め)外国にルーツを持つ子ども、母語が日本語以外の子どもなどを念頭に置き、多文化共生の視点から、その教育の担い手の養成・研修を目指しています。
  • 外国人材の受入れ・共生を支える教員等養成・研修プログラム キックオフシンポジウム
    9月30日(土)午後 市民会館シアーズホーム夢ホール(熊本市民会館)大会議室にて開催
講師 齋藤ひろみ氏のプロフィール

 東京学芸大学教職大学院教育実践創生講座教授。公益社団法人日本語教育学会前会長
 小・中学校の教諭として教壇に立ったのち、中国での生活を経験。帰国後、民間の日本語学校において日本語教師、中国帰国者定着促進センターにおいて小中学生対象の日本語教育に取り組む。東京学芸大学国際教育センターにて、国内の外国人児童生徒教育に関する研究・調査活動を本格化。同大学教育学部では、教員養成課程や現職教員対象の研修で「多文化教員」の育成・養成に取 り組む。文化間移動をする子どもたちのライフコースを伴走するような教育・支援のあり方に関心をもち研究を続ける。
 著書として、齋藤ひろみ編著『外国人の子どもへの学習支援』(金子書房、2022年)、齋藤ひろみ監修『6カ国語のわくわく絵ずかん学校のことば南北アメリカ・ヨーロッパ編/アジア編』(ほるぷ出版、2022年)、齋藤ひろみ・池上摩希子・近田由紀子『外国人児童生徒の学びを創る授業実践
一「ことばと教科の力」を育む浜松の取り組み』(凡人社、2015年)、齋藤ひろみ・今津俤・花島健司・内田紀子『外国人児童生徒のための支援ガイドブック一子どもたちのライフコースによりそって』(凡人社、2011年)、齋藤ひろみ・佐藤郡衛『文化間移動をする子どもたちの学び―教育コミュニティの創造に向けて』(‎ ひつじ書房、2009年)

 参考:齋藤ひろみ研究室ホームページ
  https://www2.u-gakugei.ac.jp/~shiromi/index.html
(出典:『「モデルプログラム」ガイドブック』表紙より)

「豆の木モデル」とは  公益社団法人日本語教育学会が、文部科学省から委託を受け実施した「外国人児童生徒等教育を担う教員の養成・研修モデルプログラム開発事業」(2017〜2019年度)において開発した、外国人等児童生徒の教育を担う教員等(教員および支援員)の資質・能力に関するモデル。そこには「求められる具体的な力」と「養成・研修の内容構成」等が示されている(右図参照)。  齋藤ひろみ氏は、同学会文部科学省委託事業成果活用委員会委員として、このモデルプログラムの開発に携わった。  本年9月から熊本大学教職大学院がパイロット実施する短期(履修証明)プログラムのカリキュラムを作成する際にも、同委員会により『「モデルプログラム」ガイドブック』(2019)を参考にさせていただいた。

 参考:KNit knot-net Webページ
https://mo-mo-pro.com

(参考)
KNiT knot-net(公益社団法人日本語教育学会・文部科学省委託事業成果活用特別委員会)Webサイトより
・文部科学省「外国人児童生徒等教育を担う教員の養成・研修モデルプログラム開発事業」の委託を受け開発された「豆の木モデル」

https://mo-mo-pro.com/modelprogram

※本プロジェクトで実施する短期(履修証明)プログラムを構成するにあたっては、上記モデルプログラムを参考にさせていただきました。また、キックオフシンポジウムでは、モデルプログラムの開発に携わられた東京学芸大学教授 斎藤ひろみ先生に基調講演を行っていただく予定です。


《文化庁委託》令和4年度日本語教育人材の研修プログラム普及事業
 児童生徒等に対する日本語教師【初任】研修 公式ウェブサイト『ひまわり』より
・田口惠子校長(熊本市立桜山中学校)へのインタビュー
 外国につながる生徒へのケアとサポートー「人生を左右する時間」を共にし支援することの大切さー

・安田享子教諭(熊本市立桜山中学校、現在:城南小学校)へのインタビュー
 ニーズに即した外国につながる生徒への指導ー研修で得られた知見・新たな展開と実践方法・教師の自己成長ー

※桜山中学校は本プロジェクトの協力校(実習先)です。
 キックオフシンポジウムでは、田口惠子先生にパネリストを務めていただく予定です。