熊本大学大学院教育学研究科の井福裕俊教授と坂本将基准教授の研究グループが、第36回「日本体力医学会 学会賞(体力科学)」を受賞しました。
令和5年9月17日(日)に早稲田大学で開催された「日本体力医学会特別大会 −2023 東京シンポジウム− 」において、受賞論文表彰および講演が行われました。 この賞は、令和4年発行の学会誌「体力科学」に掲載された論文の中で、学会賞選考委員会により「最優秀」として極めて高い評価を受けた論文に授与されるものです。 受賞対象となった論文は、体力科学71巻6号掲載の「運動習慣のない女性起立性低血圧者は、立位時における下肢抗重力筋の筋機械受容器反射が小さい」(中山貴文、坂本将基、井福裕俊)で、立位時の血圧調節における下肢抗重力筋の働きを、運動習慣のない女性起立性低血圧者で明らかにしたものです。
本成果は、起立性低血圧症の予防や治療に寄与することが期待されます。 井福裕俊教授と坂本将基准教授は、「このような名誉ある賞をいただき、大変光栄に思います。この賞に恥じぬよう、これからも精進してまいります。」と受賞の喜びを語っています。 なお、筆頭著者の中山貴文氏は本学教育学部を卒業後、本学大学院教育学研究科を修了し、現在九州中央リハビリテーション学院理学療法学科で副学科長として勤務しています。